2012年01月15日

【レビュー】失敗の本質―日本軍の組織論的研究

 
 失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)

出版社/著者からの内容紹介には
「敗戦の原因は何か? 今次の日本軍の戦略、
 組織面の研究に新しい光をあて、
 日本の企業組織に貴重な示唆を与える一冊。」
と書かれているが、
単に敗因を追究している本ではない。

ノモンハン事件〜沖縄戦まで、
日本軍の失敗に終わった戦いをもとに、
表面的な敗因を追うのではなく、
その失敗の原因に至る背景を分析している。

組織内のコミュニケーションや人事制度、
教育制度などにも着目しており、
これらは現在の企業等にも通じるものであると思う。

どんなに素晴らしい組織を作っても、
それを取り巻く環境は否応なく変化する。
それに応じ組織も変化していかなければ、陳腐化する。

その変化のトリガーを握っているのは上に立つ者。
下から上を変えていくことは困難であるからだ。

自己の組織運営を考えるとき、参考になる1冊である。
posted by くのいち at 00:19| Comment(1) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
太平洋戦争において、日本軍が十分な軍事力を示すことができていたならば、米軍は、沖縄に近づくことはなかった。したがって、沖縄戦もなかった。力を軽視する人間には、力量の判定はできない。テクニカル・ノックアウトの判定を下す能力のない指導者が権力を握っていると、民の命はいたずらに消耗するばかりである。力は正義である。力を軽視する風習が人命を軽視する習慣につながっている。我々が自らの力を抑止力として十分に示すことができれば、正義はわが方についてくる。(Might is right).

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812




Posted by noga at 2012年01月28日 03:28
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